Stackdriver Monitoring にはダッシュボードが用意されており、クラウドで動くアプリケーションにアラートを発します。Stackdriver Monitoring の設定はStackdriver Monitoring Console を使って行います。クラウド サービスや仮想マシン、あるいは MongoDB や Apache、Nginx、Elasticsearch などの一般的なオープンソース サービスについて、パフォーマンス メトリクスを見直します。
このコードラボでは、Stackdriver Monitoring の基礎、Monitoring Console の操作方法、および基本的なモニタリング イベントや統計データの探し方について学びます。
全てのパソコンは Codelab のみの使用となります!
ログイン後https://kiosk.gcplab.me/next17-tokへアクセスしてください。
退出なさる時はログアウトを忘れずにお願いいたします。
講師は、セットアップ済みの既存のプロジェクトで一時アカウントをあなたと共有するので、課金の有効化や本コードラボの実行に伴うコストについては心配いりません。それらのアカウントはすべて、コードラボ終了直後に無効化されます。
ログインに使用する一時ユーザー名/パスワードを講師から受け取った後、Google Cloud Console にログインします。https://console.cloud.google.com/.
割り当てられたプロジェクト ID をメモしてください (上のスクリーンショットでは「next17-t
ok-xxxx」)。以降、本コードラボでは PROJECT_ID と呼びます。
モニタリングを有効にする前に、この Google Cloud Platform プロジェクトの内部で実際にモニタリングする何らかのインフラストラクチャが必要です。まず、そのインフラストラクチャを作成しましょう。
ここでは、以下を作成します。
仮想マシンを作成するには、
Cloud SQL インスタンスを作成するには、
これでモニタリングするリソースの用意ができました。
Stackdriver Monitoring は、プロジェクトに対して有効にしてからでないと使用できません。
いずれかのプロジェクトで Stackdriver Monitoring を使用するには、
現在表示されているのは Stackdriver Monitoring Console です。表示されている情報は、ご利用いただいている Google(および AWS)のサービスやセットアップされているモニタリング機能によって異なりますが、概ね次のように表示されます。
モニタリング ダッシュボードに何が表示されているか見てみましょう。何もしていない状態でも、ダッシュボードには役立つ情報がたくさんあります。
左上に、最新の稼働時間チェックの一覧が表示されています。まだ何も設定していないこの段階では、この項目には何も表示されていないはずです。設定は別のコードラボで行う予定です。
稼働時間チェックを見れば、ウェブ ページやインスタンス、リソース グループの状態をすぐに確認できます。設定した各チェックは世界各地から定期的にコンタクトされます。稼働時間チェックは、アラート ポリシー定義の条件として使用できます。
Stackdriver Monitoring では、アラート ポリシーを設定することで、クラウド サービスやプラットフォームが正常に動作しているかを判断するための条件を定義できます。Stackdriver Monitoring には、ポリシーにて使用できるさまざまな種類のメトリクスやヘルス チェックが多数用意されています。
アラート ポリシーの条件に違反が生じた場合はインシデントが作成され、ダッシュボードで確認できる [Incident] セクションに表示されます。レスポンダーは、通知の受信を確認したり、対処済みのインシデントを閉じたりすることができます。
もちろん、この段階ではインシデントは発生していません。
ダッシュボードの一番下にイベントログが表示されます。
イベントログには、プロジェクトで発生したイベントが一覧表示されます。イベントには、サーバーの作成や再起動などのシステム イベントが含まれますが、モニタリング ソフトウェアにはキャプチャーされない記録を残しておくために、独自のメッセージをイベントとして追加することもできます。
ダッシュボードの右側には、さまざまなグラフやチャートが表示され、プロジェクトで現在利用されているリソースに応じたメトリクスを確認できます。
Stackdriver Monitoring を使って確認できる Compute Engine インスタンスの情報について、もう少し詳しく見てみましょう。
これで、この特定の Compute Engine インスタンスについて、以下の内容を確認できるようになります。
前の手順で作成した Cloud SQL インスタンスの情報についても詳しく見てみましょう。
これで、この特定の Cloud SQL インスタンスについて、以下の内容を確認できるようになります。
これで、Google Cloud Platform プロジェクトを Stackdriver Monitoring でモニタリングする準備が整いました。